はじめまして、Glideというノーコードでアプリを作れるツールを4年ほど愛用しているめんまと申します。
業務でアプリを使うというとあまりピンとこない方も多いかと思いますが、最新情報を “見る・更新する・共有する” という点において、スマホからサッと使える自社専用アプリほど頼もしいものはありません。
この記事では、特に以下のような方々に向けて、Glideの魅力を紹介しています。
・業務の情報管理をもっと効率よくしたい方
・Glideに少しでも興味のある方
・他ツールとの違いが気になる方
・アプリ作れるってかっこよくね?と思う方
Glideについて分かりやすくまとめているので、気になった部分だけでもぜひご覧ください!
Glideってなに?

Glideとは、2019年に登場したコードを書かずに業務アプリを作れるノーコード開発プラットフォーム です。
社内ツール・顧客ポータル・現場向けモバイルアプリなど、業務ソフトを短期間で構築・運用できることから、海外では10万社以上と多くの企業で利用されています。
Glideで作ったアプリはPWAという、Webサイトでありながらアプリのように動作する仕組みとなっており、アプリストアからのダウンロードが不要で、リンクを開くだけですぐに使うことが可能です。
Glideの活用シーン

タイトルでも紹介している通り、Glideは業務アプリを作成するときに最も活躍します。
「スマホで開けるスプレッドシート」とイメージしてもらうと、Glideがどのように業務に役立つか想像しやすくなると思います。
エクセルやスプレッドシートで管理していた、”共有が必要な情報”を簡単にアプリにすることができ、情報を一元管理したいシーンで活用することができます。
ここでは代表的な使われ方をまとめます。
利用シーン | 解決できる問題 | Glideでどう変わるか |
---|---|---|
顧客管理(簡易CRM) | 紙やスプレッドシート等が散在し、検索も更新も面倒 | 顧客リストを Glide に取り込み、担当者別に閲覧制御。外出先でも更新できるので情報をリアルタイムで共有可能 |
在庫・資材管理 | 在庫数が紙の帳簿やエクセル、データベースのみの管理で、最新情報がすぐにわからない。 | アプリから個数を即時更新。一定の数になると自動で メール通知するフローも作成可能 |
フィールド業務報告 | 点検写真やコメントがメール添付やチャットで飛び交う。履歴を探すのが大変 | スマホで撮影→アプリにアップロード。担当者別やカテゴリ別ですぐに検索が可能 |
日報・タスク進捗管理 | 文章のみの報告でチームのタスクが管理できていない。 | 担当者ごとに閲覧制御し、タスクを登録→完了ボタンでステータス変更。管理者は全体を閲覧できるように設定可能 |
などなど、情報管理を必要とする様々な業務に活用でき、これらをすべてひとつのアプリにまとめて自社業務専用のアプリを作成することもできます!
他のノーコードツールとの比較

ここでは、よく比較されるノーコードアプリ作成ツールの機能を、少しGlide贔屓でまとめました。
比較表 | Glide | Bubble | Adalo |
---|---|---|---|
強い分野 | 業務アプリ、社内ツールを最速で作成できる。 | 高度なWeb SaaS、マーケットプレイスなど、一番自由度が高く複雑な独自設計が可能。 | モバイルファーストで、公式の機能でアプリストアへの公開が簡単にできる。 |
無料プラン | ・25,000行のデータ利用 ・1アプリまで公開 ・スプシ連携不可 | ・200行のデータ利用 ・50,000WU/月 ・アプリ公開なし ・他サービスのAPI利用 | ・500行のデータ利用 ・アプリストア公開不可 |
最低料金プラン(年払い) | ・49$ 50,000行のデータ利用 ・スプシ連携可 ・3アプリまで公開 | ・29$ ・行数無制限 ・175,000WU/月 ・API利用 ・1アプリまで公開 | ・36$ ・行数無制限 ・5GBのデータ利用 ・1アプリまで公開 ・ストア公開可 |
出力形式 | PWAアプリ | Webアプリ | ネイティブアプリ(ストア公開) PWA公開も可 |
個人的評価 | ずっと使い続けてる。好き。最近はAI機能なども追加されて楽しい、この調子で頑張ってほしい。 | 有名だったので何個か簡単なアプリを作ったが自由度が高すぎる。デザインから機能までこだわったムキムキのアプリを作りたい人向け。 | 申し訳ないがこの記事を書くまで触ってなかった。作成画面のUIがとても良かったので、ストアに出したいアプリを思いついたら使うかも。 |
もちろん、僕はGlideをおすすめしています!
業務効率化にGlideをおすすめする理由10選

ここでは、Glideがどのように便利で良いものなのかについて紹介しています。
プログラミング不要で業務用アプリを簡単に作成できる
プログラミング知識なしでアプリが作れるってすごくないですか?
皆さんもスマホを開けば何ページにもわたってアプリがインストールされていると思うので、その便利さは実感があるものだと思います。
Glideは特に学習コストが低く用意された機能やデザインも多いので、基本的な操作さえ覚えれば、始めたその日のうちにでもすぐにアプリが作成可能です。
無料プランでも25000行のデータを使える
無料プランでだいたい作れる。
Glideはちょくちょくプラン内容を変更しており、当初の無料プランは500行までしかデータを入れることができませんでした。
業務用アプリ作成がメインなのに、得意先や商品台帳を入れたら500行なんて一瞬じゃんとは僕も思っていたのですが、まさか50倍になるとは思いませんでした。
スマホだけでなくPCやタブレッド端末でも使える
アプリを作るときにGlide側が自動でレスポンシブ(画面の大きさに合わせたデザイン)にしてくれるので、スマホ用で作っても問題なく他デバイスで使えます。
わざわざ画面サイズ別に調整しなくていいので、とても早くアプリが作れます。
アプリの更新が簡単
アプリストアに出ているアプリは、AppleやGoogleの審査を通過して初めて掲載されるようになっており、アプリを更新する際も審査が必要だそうです。大変そう。
Glideは管理画面で更新ボタンを押したら完了し、アプリを使っている人たちに再起動してもらえればすぐに反映されます。
用意されたデザインやUIが見やすい
デザインやUI(ユーザーインターフェース)はアプリの使いやすさ、見やすさにおいてとても大事な要素です。
Glideは自由度が低いとよく紹介されているのを見かけますが、必要な機能があって見やすければ自由度なんていりません。
アプリが業務で使いやすいかこそが重要なので、用意されたデザインを使うというのは余計な要素を気にしなくていいという点でメリットとなります。
AIが文章やPDFを要約したり、文字起こしする機能がある
有料プランになりますが、AIを利用した機能が使えるようになります。
PDFを要約、音声の文字起こし、スプレッドシートの情報をもとにAIへ質問することができるなど、様々なAI機能が追加されています。
現在は絶妙に使いづらく、まだ良い利用法を思いついていませんが、これからのAIビッグウェーブに乗ってどんどん進化する機能のはずなので期待大です。
ボタンを押したら自動でメール送信などの自動処理が作れる
こちらも有料プランにはなりますが、ボタンを押すとメールを送信したり、TeamsやSlackなど連携可能なツールにメッセージを送る機能を使うことができます。
そういった用途のアプリはまだ作ったことがないですが、情報を更新して報告する業務などでかなり便利に利用できると思います。
見せていい人だけに情報を絞れる
ログインユーザーごとに情報を制御できる機能も搭載されており、ログインしているのがこの人ならこのデータだけ表示!管理者は全部見れる!というアプリを作成することも可能です。
何個もアプリを作成しなくても、同じデータソースなら複数人が運用するアプリにすることができます。
学習コストが低い
Glideは各機能のデザインがほぼ固定されているため、用意された機能をこう使えばこの動作をさせられる。という部分だけ覚えればどんなアプリにもすぐに応用できます。
自身の業務アプリを作るだけなら、それに特化した機能を覚えておくだけでも全く問題ありません。
スプレッドシートと簡単に同期できる
Glideの代名詞とも言える機能です。
データソースにスプレッドシートを選択するだけで、そのデータ、シートすべてが同期され、相互に内容を更新可能なのでデータを常に最新の状態にすることができます。
どうしても関数で集計したい列のあるファイルや、GASなどのプログラミングで情報が更新されるデータで利用します。
昔はフリープランでも同期できましたが、今は有料プランのみ利用できます。
まとめ
この記事を書いて、改めて業務アプリを作るならGlideが一番良いなと実感しました。
・無料プランのデータ量(25,000行!)
・アプリ作成の簡単さ
・業務に必要な機能
特に無料プランのデータ量のデカさがたまりません。
チーム用のアプリを作成するにも、個人的用途のアプリを作成するにもお金がかからないほうがいいですからね!
Glideをこれから始めよう!という方は、ぜひ他の記事で機能の使い方なども参考にしてください!
この記事は以上です、それではまた別の記事で!